ルワンダ： PCT及び ARIPOに加盟

中濱 明子弁理士

ルワンダがアフリカ広域知的財産機関（ARIPO：African Regional Intellectual Property Organization）に正式加盟した。これで、ARIPO同盟の加盟国数は１８ヵ国となる。ARIPOの加盟国拡大は、2009年 12月 24日のリベリアの加盟に続くものである。加入書が 2011年 6月 24日に寄託され、ハラレ議定書が 2011年 9月 24日よりルワンダにおいて発効し、ARIPO出願でルワンダを指定することによりルワンダにおいて、特許、実用新案及び意匠の保護を受けることができるようになると見込まれる。

ルワンダは2011年5月31日付でPCTにも加盟しており、2011年 8月 31日以降に出願された国際出願は自動的にルワンダ（RW)の指定を含むことになる。ハラレ議定書発効後は PCT経由で ARIPO（AP）出願によるルワンダ特許の取得も可能になると見込まれる。なお、ルワンダは意匠の国際登録に関するヘーグ協定にも同時期に加入している。

ルワンダの国内法は PCT等の国際条約について具体的に言及していないが、知的財産に関する国際的な取り決めが優先する旨の包括的な規定を有している。

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