裁判例で学ぶ 商標管理の実践的ノウハウ ~商標法の個別の条⽂からは気づかないリスク、対策、ノウハウを、商品企画、権利取得過程・取得後に分けて明解に解説~
講演・セミナー
- 日時
- 2023年4月19日(水)、20日(木) 13時30分~16時30分
- 講師
- 青木 博通
- 会場
WEB配信
- 主催
- 発明推進協会
- 外部URL
- http://www.jiii.or.jp/kenshu/2023/0419.pdf
講演概要
◆商標法の個別の条⽂からは気づかないリスク、対策、ノウハウを、商品企画、権利取得過程・取得後に分けて、裁判例も踏まえて具体的に解説します。また、トラブルになりやすい「やっかいな商標」や、インターネット、メタバース、NFTについての権利形成、商標権侵害対応についても解説します。さらに、商標法改正により、コンセント(同意書)制度が導入された場合の商標管理についても言及します。
◆欧⽶では、製品の知的財産保護だけでなく、会社→顧客→アフターケアまでの顧客とのタッチポイントを、商標法、意匠法、不正競争防⽌法、著作権法を利⽤(知財ミックス)して守るブランド・マネジメントが⼀般的です。この⼿法についても、講義の後半に解説致します。
◆良かれと思ってやったことが、実は、ブランド・マネジメントとしてマイナスになることがあります。講義の最後にまとめとして、ブランド・マネジメントとしてやってはいけない10か条について解説します。
Ⅰ 最近の商標を巡る裁判の動き
Ⅱ 商品企画・開発段階
1.ネガティブチェック
2.商標調査のポイント
3.商標の選択(どんな商標を選択すべきか)
Ⅲ 権利取得過程
1.商標の識別性
2.商標の類似と「取引の実情」(特許庁と裁判所の違い)
3.新しい商品・役務(どの商品等をおさえるか)
4.商品・役務の類似(特許庁と裁判所の違い)
5.会社名を商標として登録する(商号商標の登録可能性)
6.「半沢直樹」は登録できるか︖
7.⼀般条項「公序良俗違反」の射程範囲
(キャラクター、⼩説のタイトル)
8.証拠としてのアンケート調査・証明書(費⽤と有効性)
9.包袋禁反⾔(Filewrapperestoppel)
10.条⽂にない拒絶理由(3条趣旨拒絶)
11.同⼀⼈のリピート出願禁⽌に関する⽇本・世界の動向
12.新しいタイプの商標と拒絶対応
13.トラブルになりやすい「やっかいない商標」
14.権利者の使い分け(分類別、商標と意匠)
Ⅳ 権利取得後
1.商標の普通名称化・稀釈化→財産的価値ゼロへ
2.商標ライセンスをめぐるトラブルの類型
3.不使⽤取消審判への対応(2つの裁判例の流れ)
4.ブランド使⽤マニュアル
5.コンセント(同意書)制度が導入された場合の商標管理
Ⅴ 商標権侵害・不正競争防⽌法事件への対応
1.商標の類似(審決取消と侵害事件の違い)
2.ドメイン名・商号の使⽤と商標権侵害
3.「購⼊後の混同」理論、販促品と商標権侵害
4.商標権侵害否定の法理-商標機能論、商標的使⽤、
権利濫用、商標法26条との関係
5.登録商標の存在が抗弁にならない場合
6.和解と商標の変更をめぐる問題
7.警告状送付と信⽤毀損
Ⅵ M&Aと商標(デューデリジェンス)
Ⅶ 知財ミックスを利⽤したブランド・マネジメント
Ⅷインターネット、メタバース、NFTについての権利形成と
商標権侵害対応
Ⅸ まとめ(やってはいけない10か条)
青木 博通の他の講演・セミナー
-
講演・セミナー
最新の裁判例からみた インターネット・メタバース上の商標権侵害と対応策 ~商標権侵害トラブルを回避するために~
青木 博通
-
講演・セミナー
商標的使用論・商標機能論・商標法26条、権利濫用論等の違いからみた 『商標権侵害と対応策』 ~どのように攻め、どのように守るか~
青木 博通
-
講演・セミナー
意匠の活用方法~改正法・商標との知財ミックス・海外意匠
青木 博通
-
講演・セミナー
商標権侵害の回避と否定の理論と実務 「商標の変更」と「商標の類似」 ~どこまで商標を変更すれば侵害にならないか~
青木 博通
-
講演・セミナー
「商標の剥離抹消・変更は商標権侵害か?-日本、中国、EU, フランス、ドイツ及英国との比較法的検討―」
青木 博通
お電話でのお問合せ
03-3270-6641(代表)