日本とラオスとの特許の付与円滑化に関する協力(CPG)が開始された
地域:ラオス
業務分野:特許
カテゴリー:法令
日本特許庁は、ラオスとの特許の付与円滑化に関する協力(CPG: Cooperation for facilitating Patent Grant)に関する覚書に署名し、2016年11月1日からこの協力が開始された。これにより、日本で登録となった特許出願は、実質的には無審査でラオスにおいても特許登録となる。
申請要件
1. CPGを申請するラオス特許出願と、優先日または出願日のうち最先の日が同一である日本特許出願があること。
2. 当該日本特許出願が既に特許査定されていること。
3. CPGを申請するラオス特許出願の全てのクレームが、特許査定された日本特許出願のクレームの少なくとも1つと同一となるように、必要に応じて補正が行われていること。
提出必要書類
1. 申請書
2. 日本の特許証の写し
3. 特許公報に記載されたクレームおよび明細書の英語訳および同ラオス語訳(ラオス語訳提出期限:CPG申請から3ヶ月以内)
4. 申請要件3を満たすために必要である場合は、クレーム補正書
(5. 日本の特許クレームを一部削除したクレームをラオス出願のクレームとした場合は、クレーム対応表の提出が望ましい)
執筆者
特許部
外国特許情報委員会
[業務分野]
特許
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