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人工知能支援発明と人工知能(AI)の時代における特許制度

著者など 岡本 義則    
業務分野 特許
出版日 2023年10月25日
掲載誌・出版物 特許ニュース No. 16007
出版社 一般財団法人 経済産業調査会

概要

近年の人工知能(AI)の技術の進歩は目覚ましい。人工知能(AI)による発明もなされており、人工知能(AI)が発明者になれるか否かも議論となっている。

現状において、人工知能(AI)が発明者になれなくても、人間が人工知能(AI)を利用して発明をすることは、増加していくことが考えられる。

このように、人間が人工知能(AI)を利用して、人工知能の支援を得て、人間がする発明を、本稿では「人工知能支援発明」と呼ぶことにする。

人工知能(AI)の時代の進展に伴い、人間が人工知能(AI)を用いて研究・開発を行なうことが当たり前となり、人工知能支援発明が増加していき、将来的には、発明の大きな割合を占めるようになっていくことが考えられる。

本稿では、このような観点から、人工知能支援発明と人工知能(AI)の時代における特許制度について考察し、人工知能(AI)の時代における特許制度の目的(特許目的ポートフォリオ)と、サブスクリプション特許の制度について検討する。

図1.特許目的ポートフォリオの円グラフ

 

1. 公開の代償論 15%
2. インセンティブ論 20%
3. 過当競争防止論(競業秩序論) 5%
4. 金融機能の発揮 10%
5. 技術の可視化機能の発揮 10%
6. 新産業育成機能(産業構造転換機能)の発揮 10%
7. 創造的な環境の整備機能の発揮 10%
8. 発明者や創造的な企業の生産性向上機能(創造人材機能)の発揮 10%
9. 人工知能(AI)を用いた技術開発への支援機能の発揮 1%
10. その他 9%

図2.特許目的ポートフォリオの円グラフ(人工知能支援発明が支配的になった場合)

 

(岡本義則「人工知能支援発明と人工知能(AI)の時代における特許制度」特許ニュース 10月25日(水)号 No. 16007 pp.1-8 (2023)より抜粋)

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