ニューラルネットワークの学習済みモデルの特許による保護
業務分野:特許
カテゴリー:法令
| 著者など | 岡本 義則 |
|---|---|
| 業務分野 | 特許 |
| 出版日 | 平成29年12月15日(金) |
| 掲載誌・出版物 | 特許ニュース No.14591 |
| 出版社 | 一般財団法人 経済産業調査会 |
概要
要約:近年、人工知能(AI)の技術、特にニューラルネットワークの深層学習(ディープラーニング)の技術の発展により、人工知能(AI)への関心が高まっている。特許庁からも、平成29年3月22日に、特許・実用新案審査ハンドブックの「IoT関連技術等に関する事例について」におけるAI関連技術の事例として、ニューラルネットワークの学習済みモデルについての事例が追加されている。ニューラルネットワークの学習済みモデルについて発明性が認められる事例が、特許庁によって迅速に示されたことは大きな意義を有すると考えられる。本稿では、ニューラルネットワークの学習済みモデルの特許による保護について、特許庁により発表された事例に基づいて、特許侵害訴訟における権利行使の実効性の観点から検討する。ニューラルネットワークの学習済みモデルの特許による保護については、権利行使の実効性の観点を考慮して、審査基準及びその運用の検討、さらには特許法の改正など、今後の議論をしていくことが望ましいと思われる。
(岡本義則「ニューラルネットワークの学習済みモデルの特許による保護」特許ニュース No.14591 pp.1-7 (2017)より抜粋)
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